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精密根管治療

根管治療の成功率

2017.05.12

きちんと治療するとどれくらい治るのでしょうか?

というご質問をよくいただきますので、今回は根管治療の成功率について書いていこうと思います。

 

根管治療の目的は細菌が原因である根尖性歯周炎(根の先に出来た病気)の治療と予防、疼痛管理です。

可能な限り無菌的に神経を取り除く治療で、ご自身の歯を保存するための治療です。

 

根管治療は本来きちんと治療を行えばとても成功率の高い治療です。

 

レントゲンで黒く映る影(透過像)が根の先端に出来た病気を専門的には”根尖病変”と言いますが、歯の状態によって成功率は変わりるものの、概ね以下のように様々な研究で報告されています。

根尖病変のない初期治療     90%以上

根尖病変のある初期治療     80〜90%

根尖病変のある再治療      70%

初めて治療を行う場合の成功率は90%以上と成功率は高いですが、再治療になればなるほど、言い換えれば治療をやり直せばやり直すほど成功率は低くなってしまいます…

文献によっては、何度も根の治療を繰り返し、根の先端が本来の形態をとどめていないような場合は、成功率は50%以下に下がるとの報告もあります。

また文献的な成功率とは基準が違いますが、日本の従来型の治療では、根の先端に透過像が40〜60%に見られたとの報告もあります。

出来るだけ最初の時点で『質の高い治療』をしっかり受けていただくことでより長い期間歯を保存していただくことが出来ます。

ここでの”成功率”とは痛みの有無ではなく、5年後10年後もきちんと機能している状態を言います。

 

そのためにきちんと無菌的処置を行うこと、器具を極力使い捨てにすること、薬液できちんと根の中を消毒すること、仮封材で十分な封鎖を行うこと。。。などなどコンセプトを遵守して治療を行うことが非常に大切になります!!

 

根の治療でお困りの際は当院へご相談ください。

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記事の執筆・監修者について

初台 はまだ歯科・矯正歯科
院長 濱田啓一

東京医科歯科大学大学院博士課程を修了後、大学院講師や総合病院での歯科口腔外科長などを歴任。歯科医師として様々な経験を積んだ後、初台はまだ歯科・矯正歯科を開院、院長就任。

<所属学会・研究会・団体>
日本口腔インプラント学会、R.V.TUCKER Study Clubs、米国保存修復学会(アメリカの虫歯治療の学会)、日本口腔外科学会、日本審美歯科学会、インプラント再建歯学研究会

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