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インプラント

インプラント周囲炎②

2014.05.28

はまだ歯科医院のHPをご覧いただきありがとうございます。

インプラントに起こる歯周病 「インプラント周囲炎」について続編を書かせていただきます。

前回、歯周病の患者様にインプラントを用いた治療を行う事に否定的な論文はないが、これらの論文は必ず歯周病に対する治療を徹底的に行い、良好な結果を得てからインプラント治療に移っていることを書きました。

それは、歯周病菌が活発に活動している状態でインプラントの手術をするとあっという間にインプラントにも歯周病菌が移ってしまうことが分かっているからです。

インプラントに付着した歯周病菌はご自身の細胞と戦うことで炎症を引き起こし、やがてインプラントを支えている骨を溶かしてしまう結果となります。

また、インプラントを支える組織は歯を支える組織にくらべて歯周病菌に対する防御機能が弱いこともわかっています。

お口の中から歯周病菌を完全になくしてあげる事はできませんがインプラント治療を行う前にいかに歯周病菌の数を減らしてあげるか、そして再び増殖しない環境を作ってあげるかが非常に重要になってきます。

歯周病の基本的な治療方法は「検査➡治療➡再評価」という流れで行い、再評価で改善がみられない歯に対してはまた違う手法を使って再治療を行っていきます。この治療のサイクルを厳密に守って治療を行っていくと半年〜1年はあっという間に経過してしまいます。

しかしながら先に述べたようにインプラント治療において残っているご自身の歯の歯周病治療をないがしろにすることは決して出来ません。

日々診療をしていますと早くインプラントの治療をして早く噛めるようになりたいとご希望される患者様はたくさんいらっしゃいます。そういった患者様にはまずはグッとこらえていただき歯周病治療の重要性をご説明しています。幸いにもご理解いただきしっかりと実践していただける患者様に出会えるチャンスも多く歯科医師として大変うれしく思います。

昨今、マスコミ等ではインプラントに対して否定的な報道がなされることが多くなってきました。これらはある意味正解である意味では不正解です。

インプラントは周りの歯を削ることなく単独で咬み合わせを回復する事が出来ます。これは今までの歯科の歴史では考えられなかった世紀の大発明です。これからもこの大発明を大事にしていかなければなりません。その為にも私たち歯科医師が行うインプラント治療1本1本の成功が国民のインプラント治療への信頼の回復につながると考えています。

インプラント治療をご検討いただいている患者様がいらっしゃいましたらご相談だけでも勿論大歓迎です
是非一度はまだ歯科医院へお越し下さいますようお願い申し上げます。

追伸:CTレントゲンの機械が本日やっと当医院に到着いたしました。骨の形を立体的に撮影できるCTはインプラント治療においても大いに活躍してくれます。下記にリンクを貼りましたがこの機械は純国産でレントゲン画像の綺麗さは感動を覚えるほどです。さすが技術大国日本!! 私は全然関係ありませんが、、、(笑)誇らしさすら感じます。
http://www.dental-plaza.com/article/Veraview_3D/clinical/index.html

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記事の執筆・監修者について

初台 はまだ歯科・矯正歯科
院長 濱田啓一

東京医科歯科大学大学院博士課程を修了後、大学院講師や総合病院での歯科口腔外科長などを歴任。歯科医師として様々な経験を積んだ後、初台はまだ歯科・矯正歯科を開院、院長就任。

<所属学会・研究会・団体>
日本口腔インプラント学会、R.V.TUCKER Study Clubs、米国保存修復学会(アメリカの虫歯治療の学会)、日本口腔外科学会、日本審美歯科学会、インプラント再建歯学研究会

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初台はまだ歯科・矯正歯科は、西新宿(初台駅前)にある歯科医院です。お口のメンテナンスから高度専門治療まで、地域に根ざして通いやすく質の高いの歯科医療が受けられるクリニックです。
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