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精密歯冠修復

歯にかぶせる冠の役割

2014.10.08

はまだ歯科医院のHPをご覧いただきありがとうございます。
歯の根管治療を行った場合や幸い神経を残して治療できた場合でも、ご自身の歯質が少なくなっている場合には
冠を被せる形の治療方法をおすすめしています。
下の矢印の部分、特に隣同士の歯と接触する部分(辺縁隆線といいます)が削られている場合は冠で覆う治療が原則です。

 

そうすることで歯が割れてしまうリスクを減らしてあげる事ができます。
歯のヒビ割れは割れた方向によっては再治療が難しくなる重篤な疾患です。冠をかぶせる目的はたくさんありますが大まかにわけると

1.かみ合わせの回復
 2. かぶせることで歯にヒビが入るのを防げる可能性がある。
 3. 審美性の回復
 4. 虫歯菌が新たに侵入するのを遮断する。

などが挙げられます。
いずれの要件を満たすにも正確な支台歯形成(歯を削ること)➡精密な印象採得(型取り)➡正確な技工操作(出来上がった歯の模型から技工士の先生が冠を作る)➡正確な歯への接着操作とどのステップも気を抜けません。

ミクロン単位での精密さが求められます。
ルールに従った歯の削り方、精密に再現できる型取りの材料、優秀な技工士の先生、ルールに従った接着操作と一つ一つこだわって作ることで最良の結果がうまれます。

我々、歯科医師が、保険外診療(実費負担)の冠を患者様におすすめする際に白い材料をご希望されますか?という聞き方をします。
患者様サイドからも最も分かりやすい表現(違い)かもしれませんが、これだけですと冠の役割を果たしたことになりませんし、白い材料さえ金属の上に被せればコストをかけなくても冠は出来上がります。
実費負担で作らせていただく冠の最も良い点は全ての工程で十分な時間とコストをかけて制作できる点です。お口の中は細菌がいますし冷たいもの、熱いもの、酸っぱいもの様々な食品と触れ合います。
また噛み合わせの力は自分の体重以上の負荷がかかるといわれています。
このような過酷な環境で長い間快適に機能させるのは想像以上に難しいことです。
一つの歯が再治療に耐えうる回数はそう多くはありませんし、より理想的な条件下での治療となると条件はもっと厳しくなります。
やり直しのない正確な治療を行っていく事が非常に重要です。
少しでも患者様にご満足いただけるよう、頑張っていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。

 

次回、歯のヒビについて少し触れてみたいと思います。

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記事の執筆・監修者について

初台 はまだ歯科・矯正歯科
院長 濱田啓一

東京医科歯科大学大学院博士課程を修了後、大学院講師や総合病院での歯科口腔外科長などを歴任。歯科医師として様々な経験を積んだ後、初台はまだ歯科・矯正歯科を開院、院長就任。

<所属学会・研究会・団体>
日本口腔インプラント学会、R.V.TUCKER Study Clubs、米国保存修復学会(アメリカの虫歯治療の学会)、日本口腔外科学会、日本審美歯科学会、インプラント再建歯学研究会

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