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平素より医療法人社団 I will 初台 はまだ歯科・矯正歯科をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。

2016年に治療をさせていただいた症例です。
患者様は40代女性

「根管治療をしているが歯の痛みが取れない」とのことでご来院された患者様です。

レントゲン写真です。セラミッククラウンを装着したばかりですが左側中切歯(右側の前歯)根尖部に
円形の透過像を認めます。

 

激しい痛みこそないものの違和感はずっと残っている状態です。かぶせた直後のセラミッククラウンを外さずに外科的歯内療法の適応といたしました。

外科的歯内療法の目的は通常の根管治療では除去しきれていない根管内の細菌、感染物質を歯根の一部と共に摘出し再感染を起こさぬよう封鎖をすることにあります。

2枚目のレントゲンは歯根端切除術直後になります。歯根の先、約3ミリを切り落としMTAセメントで根の切り口から封鎖をしています。
MTAセメントは封鎖性に優れ、かつ水分がある
環境下でも硬化が可能なため水分を完全に排除できない治療環境において有益です。

 

3枚目の写真は術後約3ヶ月になります。手術直後にみられた根の先にある黒く抜けた病巣が周りと
馴染んできている様子がわかります。これは細菌、感染物質を除去したことで歯を支える骨が再生してきていることを示しています。

 

現代の歯内療法ではマイクロスコープ、Ni-Ti 、MTAセメントを三種の神器とよんでいますが。
歯根端切除はこれらの恩恵が特に大きい治療であるといわれています。かつての歯根端切除術は術者の経験値や勘所に頼る部分も多い処置でしたが
マイクロスコープの登場で「確実に目で見て処置を行う」ことができるようになりました。また、MTAセメントの登場で再感染を起こさせない封鎖性も向上しました。

これらの最新機材、医薬品を使用することで従来の歯根端切除に比べこ治癒率が格段に向上していることが数多く報告されています。

一方、歯根端切除術でも治らないケースもあります。歯根にひび割れが入っている場合には治療が難しくなってしまいます。

歯根のひび割れは根管治療を繰り返すことで起きやすくなります。根管治療を繰り返さないためにも初回から専門医による正しい治療を受けることが重要です。難治化した症例は専門医にとっても難症例であることに変わりはありません  。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

精密根管治療、外科的歯内療法をお受けいただく際には必ず診察も兼ねたカウンセリングのお時間をいただいております。

外科的歯内療法(前歯)
¥132,000円
通院回数2-3回
治療回数2-3回
ご通院が可能な患者様には術後約1年間経過観察
を行っております。

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