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精密根管治療

精密根管治療を始める前に〜隔壁形成と封鎖性がとても大切~

2022.08.24

平素より医療法人社団 I will 初台 はまだ歯科•矯正歯科をご愛顧いただき誠にありがとうございます。

精密根管治療は無菌的な治療環境を確保するために治療開始前に様々な下準備が必要となります。

まずは虫歯をしっかりと取り除きます。取り除いた後に歯の高さが不足している場合には周りから細菌が容易に侵入するため、歯の周りに高い防壁をつくります。

この操作を「隔壁形成(かくへきけいせい)」とよびます。

隔壁形成は、根管治療の成功を左右する非常に重要なステップです。

まずは虫歯を検知液で染出しながら徹底的に除去します。

歯冠部(歯の頭の部分)の虫歯による感染を除去したら、虫歯で失われた部分に、接着性の材料を使用し歯の周りに全周にわたって壁を製作します。そうすることで 隙間から唾液が入るリスクを減少させることができます(唾液を排除しないと、唾液経由で細菌が根管内に入ってしまい、この後の治療ステップが台無しになってしまいます)。

 

隔壁形成後の写真では歯肉からの僅かな出血を認めますが、これは余分な接着剤を研磨した際に一時的に起きる症状です、裏をかえせば歯ぐきスレスレまでご自身の歯がなくなり壁をつくる必要性があったことを示しています。
もちろん顕微鏡を見ながらなるべく出血しないよう配慮しながら操作をしています。

これは奥歯になりますが、隔壁を立ててはじめてラバーダム防湿を行うことができます。

(ミラー越しで見にくいですが)ラバーダムと隔壁のわずかな隙間も粘土のような材料で埋めて、唾液の侵入路を徹底的に断ちます。
この最後の一手間も封鎖を維持するうえで非常に重要な操作です!!

このステップを経てはじめて治療開始となります。

根管治療でお困りのことがありましたら当院へご相談ください!!

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記事の執筆・監修者について

初台 はまだ歯科・矯正歯科
院長 濱田啓一

東京医科歯科大学大学院博士課程を修了後、大学院講師や総合病院での歯科口腔外科長などを歴任。歯科医師として様々な経験を積んだ後、初台はまだ歯科・矯正歯科を開院、院長就任。

<所属学会・研究会・団体>
日本口腔インプラント学会、R.V.TUCKER Study Clubs、米国保存修復学会(アメリカの虫歯治療の学会)、日本口腔外科学会、日本審美歯科学会、インプラント再建歯学研究会

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