50代女性の患者様です。
左上側切歯の根の先に巨大な透過像(病気の影)を確認できます。根尖性歯周炎の所見です。
図説しておりますが右上に見える影は副鼻腔の一部が映り込んでいます。正常所見です。
精密根管治療後約3ヶ月の写真です。残念ですが影の大きさにあまり変化がありません。
患者様も歯肉の腫れについてあまり変わらないとおっしゃっています。
この時点で外科的歯内療法の一つである歯根端切除、逆根管充填の方針といたしました。
手術直後の写真です。
歯根の先を切除し、根の先からMTAセメントを充填しています。
術後、約半年が経過した写真です。
根の先の影が縮小していることがわかり幸いにも治癒傾向を確認できます。
被せ物にセラミッククラウン(右側2番目の歯)をご選択いただき審美的にも満足できる結果を得られています。
治療費(税込)2022年11月現在
精密再根管治療 132,000円
ファイバーコア築造 33,000円
仮歯 5,500円
歯根端切除(根管治療から2年以内) 50,000円
オールセラミッククラウン 187,000円
その他、CT撮影などの検査料(目安15,000〜20,000円)が発生します。
治療期間 経過観察を含めると1年
治療回数 5回〜10回(経過観察の回数や被せ物の色の調整などで前後いたします。)