いつもはまだ歯科医院をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。
ありがたいことに当院ではセラミック修復の利点をご理解いただき、ご選択いただける患者様が多くいらっしゃいます。
そのため当院では年間を通しますと150 名近い患者様のセラミック治療に携わる機会をいただいております。
銀歯とセラミックを比較した場合にセラミックの審美性のみが注目されがちですが、個人的にセラミックが優れていると思う点は圧倒的な滑沢性(ツルツル感)です。ツルツルのセラミックはプラークが付着しずらく結果的に虫歯の再発予防につながると考えられます。
一概にセラミック治療といっても詰め物を製作する材料は様々な商品が出回っています。当院では歯型にあった美しく強度のある詰め物を製作するためIPS e.max press (イーマックスプレス)という商品を主に用いています。e.max pressの大きな特徴は機械に頼ることなくほぼ全ての工程を歯科技工士によるハンドメイドで製作できます。一流の歯科技工士の先生方に製作いただくことで素晴らしい精度と審美性、耐久性を兼ね備えた詰め物が出来上がります。
http://www.ivoclarvivadent.jp/jp/company/company
出来上がったセラミックを患者様のお口に合わせていくのは歯科医師の仕事ですが、セラミックの接着操作は正しく行わないと本来の性能を発揮することができません。最高品質のセラミックを最高品質の状態で患者様のお口に入れていくには様々な工夫が必要です。特に接着する歯面を徹底的に清掃することや、ラバーダム防湿の装着は欠かすことができません。歯とセラミックをつなぐ接着剤は水分に弱いためラバーダム防湿を行い水分、湿気を完全に排除した環境をつくります。
ラバーダム防湿後に研磨剤(青色)にて歯面清掃
歯面清掃後にプラークの取り残しがないか染め出し液でチェック
歯面研磨をしましたが、汚れを残っています。これらもキレイに清掃し
セラミックを装着しました。隣同士の歯と色調が違いますがホワイトニング予定のため
あえて明るい色を選択しています。
一つ一つの工程を確実に行うことでセラミック治療は非常に予後の良い治療です。
「家族に行いたい治療を患者様に」はまだ歯科医院の理念をご理解いただきぜひご相談ください。
はまだ歯科医院
濱田啓一