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セラミック治療

セラミック修復では歯との接着が肝心

2021.08.07

平素より初台 はまだ歯科・矯正歯科をご愛顧いただき誠にありがとうございます。
ご覧いただく症例は銀歯の下に虫歯が再発したことをきっかけにを詰め物をセラミックにご変更いただいた患者様です。

今回は出来上がってきたセラミックの詰め物を歯と接着する工程をご紹介していきたいと思います。

セラミックはIvoclar Vivadent社のe.max Pressはという素材を使用し制作しています。セラミックの詰め物を制作するうえでは歯型に最もフィットする素材であると考えています。
https://www.ivoclarvivadent.jp/jp/p/dental-professional/products/all-ceramics/ips-emax-system-dentists/

e.maxは世界中でセラミック修復の材料として使用されている信頼性の高い材料ですが正しい工程で制作されていなと本来の
性能は発揮されません。同じe.maxを使用したセラミック修復も医院様によって治療費に開きがあるのも事実です。
安価であれば全て粗悪であるとは言えませんがコストカットが生む弊害は治療後すぐには見えてきません。

セラミック修復は歯との接着操作がとても重要になります。歯に汚れが付いていたり、仮蓋が残っていれば歯とセラミックは
しっかりと接着されません。細かいようですが一見綺麗に見えても歯に唾液が付着しているだけでもセラミックとの接着力は
低下します。

まずは治療している歯やセラミックに唾液が付着しないように必ずラバーダム防湿を行います。
上の写真はラバーダム防湿後にプラークを染める「染め出し液」を塗布したところです。ここから染色液を水洗します。

水洗後の写真です。紫色が残っている部分がプラークなどの汚れが付着している部位です。
ここから歯をポリッシングし汚れを落としていきます。

再度、染め出しを行い汚れを落とし切ったあとの写真です。
余計な部分に接着剤が流れ込まないようにフロスで歯と歯の間をブロックしています。

完成図です。ご自身の歯との境目もわからず綺麗に治療をすることができました。

セラミック修復にはいくつもの勘所があります。一つ一つのステップを確実に行うことでいつまでも美しい歯を維持することができます。特に最後の接着の過程を確実に行うことができないと本来のセラミックの強度を発揮することができず、早期に割れてしまったり外れてしまう原因になります。歯科技工士の方が丹精こめて制作したセラミックを生かすも殺すも最後は歯科医師による接着操作にかかっています。セラミックの性能を100%活かし切れるよう治療にあたります。

 

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

治療費
e.max アンレー 110,000円(税込)
通院回数 2-3回

 

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記事の執筆・監修者について

初台 はまだ歯科・矯正歯科
院長 濱田啓一

東京医科歯科大学大学院博士課程を修了後、大学院講師や総合病院での歯科口腔外科長などを歴任。歯科医師として様々な経験を積んだ後、初台はまだ歯科・矯正歯科を開院、院長就任。

<所属学会・研究会・団体>
日本口腔インプラント学会、R.V.TUCKER Study Clubs、米国保存修復学会(アメリカの虫歯治療の学会)、日本口腔外科学会、日本審美歯科学会、インプラント再建歯学研究会

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